JICA中南米日系社会との連携調査団・中国地方からは1社のみ選出
「㈱東洋高圧がJICAブラジル調査団へ参団」
株式会社東洋サプリ(広島市楠木町・代表取締役社長:野口裕美)のグループ会社で、高圧装置
メーカーの株式会社東洋高圧(広島市楠木町・代表取締役:野口琢史)が、JICAブラジル調査団に
選ばれ、2017年7月21日よりブラジルへ派遣されます。
調査団日程:2017年7月21日~8月6日
訪問地:サンパウロ州、パラナ州、ミナスジェライス州、リオグランデ・ド・スル州
㈱東洋高圧では、これまでもJICA、BOP(Base of the Economic Pyramid)技術ミッション検討委員会などを通して、ペルー、マレーシア、モロッコなど各国の支援となる技術提供を行っています。超高圧・超臨界装置の設計から製作ができる高い技術力と、また、㈱東洋サプリにて、それらの装置を利用して様々な原料を加工、商品化してきた実績が認められ、今回は全国27社の応募の中から11社のうちの1社として選ばれました。
ブラジルの日系人は政治や経済界にも大きく関わり、ブラジル国内での高い信頼感、親近感を獲得されており、この調査団では、主にブラジルの日系企業との事業連携を通して、現地の開発課題の解決、新たな市場の開拓が求められています。広島県からは戦前・戦後を通じた海外への移民数が全国1位であり、広島に本社を置く㈱東洋サプリとしても、より有意義な連携を図れるよう、中南米に生息する優れた原料をよりよい形で商品化することに加えて、現地の支援につながるビジネスモデルを作っていきたいと考えています。
<参考資料>
JICA中国リリース情報
<これまでの商品化実績>
途上国におけるBOP層(Base of the Economic Pyramid層)を対象とした持続可能なビジネスが目的で、
現地における様々な社会的課題(水、生活必需品・サービスの提供、貧困削減等)の解決に資することが期待されている。
2010年南米資源国BOPビジネス技術に関する調査研究(ペルー):コーヒー豆の商品化(通品販売)
2011年BOP技術ミッション検討委員会(マレーシア):ツバメの巣のエキス化(化粧品・健康食品用に供給)
2012年BOP技術ミッション検討委員会(モロッコ):アルガンオイルの加工(化粧品配合用に年間1.5t以上の供給)
2014年モロッコ王国サボテン付加価値向上事業準備調査(モロッコ):サボテンオイルの加工(化粧品用に供給)